タオル屋さんのワクワクこぼれ話

タオルのこと

ふわふわでいてほしいから。タオル屋のゴワゴワ防止習慣

ふだん何気なく使っているタオル。気づけば、「買ったときより、なんだかゴワゴワしてきたな」と感じることはありませんか。前の記事では、「タオルの替えどきサイン」についてお話ししました。では、その替えどきまで、できるだけ気持ちよく使うにはどうしたらよいのでしょうか。

柔軟剤を足してみたり、干し方を変えてみたり。いろいろ試してみても、「これが正解!」がわかりにくいのが、タオルのお手入れかもしれません。今回は、タオル屋の目線から、毎日の洗濯や干し方でできるゴワゴワ防止と、ふわふわを長く楽しむコツについてお話ししてみようと思います。

タオルがゴワゴワしてくる、主な理由

まずは、どうしてタオルがゴワゴワしてしまうのか、よくある原因をざっくり整理してみます。

洗濯で使う水の量が少なく、タオル同士が強くこすれ合っている
洗剤や柔軟剤が少しずつ残って、繊維の表面をコーティングしてしまっている
干すときにパイル(表面のループ)がつぶれたまま乾いている
直射日光で長時間干し続けている

タオルは、パイルがふわっと立ち上がることで、やわらかく感じられます。ところが、洗濯槽の中でギュウギュウ押し合いへし合いしていたり、洗剤が残っていたり、日差しでカラカラに乾きすぎたりすると、このパイルがつぶれたり、固まってしまいやすくなるのです。

「柔軟剤をたくさん入れているのに、なぜかゴワゴワしてしまう…」という場合、このあたりが関係していることがよくあります。

今日からできる、やさしい洗い方

ではここからは、「どこを変えると違いが出やすいか」を、今日からできるポイントに絞ってご紹介します。

(1)洗剤は「入れすぎない」、柔軟剤は「ときどき、控えめに」
タオルの場合、柔軟剤をたくさん入れると、成分が繊維の表面をコーティングして、吸水性が落ちたり、かえってゴワゴワの原因になることがあります。
まずは一度、柔軟剤なしで洗ってみるのがおすすめです。それでも手触りが気になってきたときにだけ、少量を使ってみてください。

(2)洗濯物を詰め込みすぎない
洗濯槽に余裕があるほうが、水がしっかり回って、汚れ落ちもよくなり、繊維へのダメージも減ります。

(3)すすぎはしっかりめに
洗剤の残りも、ゴワゴワやニオイの原因になります。「すすぎ1回→2回」に変えてみるのもひとつの方法です。

ふわふわを守る、干し方のコツ

洗ったあとの「干し方」でも、タオルの仕上がりはぐっと変わります。ここでは、タオル屋として続けている、シンプルな2つの習慣だけご紹介します。

(1)干す前に、タオルをパサパサ振る
洗濯機から出した直後のタオルは、パイルがペタッと寝ている状態です。このまま干すと、その形のまま乾いてしまい、ごわつきやすくなります。物干し竿にかける前に、タオルの両端を持って、空気を含ませるようにパサパサと数回〜10回程度振ってみてください。パイルをふわっと起こしてから干すと、乾いたときの手触りが変わってきます。

(2)直射日光より、「風通しのよい日陰」に
ふわふわ感を守りたいときは、強い直射日光よりも、「風通しのよい日陰」で干すのがおすすめです。
紫外線で繊維がダメージを受けると、どうしても固くなりやすいからです。ベランダなら軒下などの日陰に、室内なら窓際や風が通る場所に。タオル同士の間にすき間をあけて、風が通りやすいように、タオルの上下の長さを少し変えて掛ける「ずらし干し」を意識してみてください。

ふわふわで長く付き合うために

タオルのゴワゴワを完全になくすことはむずかしくても、「少し長く、気持ちよく」使うことなら、いつもの洗濯と干し方のなかでも十分にできます。
どんなタオルにも、いつかは「替えどき」がやってきますが、それまでは、できるだけ気持ちよく使い続けられるように。今日のお洗濯から、できそうなところをひとつでも試していただけたらうれしいです。

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▼ 【タオル屋さんが教えるタオルの洗い方①】(タオル工房レイルのブログ)
https://www.reil.co.jp/apps/note/?p=1602#more-1602